本文
ドシン!
「あいたた・・。」「ご、ごめんない。お怪我はなくて?」
紫色の瞳の女性がサクラの顔を覗き込みました。
(ほぇー、綺麗なひと・・・)
「私はマリナ。マリナティア・クラウンフィールド。貴女も遺跡に行きますの?」
「あ、サ・サクラと申します、よろしくお願いします。今、島に着いたところで、どうしようかなって考えてました。」
「なら、私とご一緒しませんこと。丁度3人パーティーになりますし。」
マリナの後ろから少女が恥ずかしそうに顔を出しました。
「あの、アミリア・V・クラウンフィールドです。長いので'あむ'でいいです。」
「こんにちはー、サクラって呼んでね。よろしく♪」
『ソデスルモサショウノエン、ヒトツヨロシク』
「ド、ドラゴン!?」
「あ、この子は敵じゃないの。アルルっていうのよ、サクラのお友達。」
『ドウモ、コノスガタガイカンラシイ』
そう言うと、蒼竜は青い小鳥の姿に変身しサクラの肩に乗りました。
2人が唖然としていると、ふいに茂みから何かが現れました。
「こんどは本当の敵ですわね。」
「♪よーし、いくわよー。」
夢へ続く
作者
パティ☆
- コメント
- 三姫の出会いのシーン、細かい設定に影響のない範囲で妄想してみまシタ。