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遥か遥か東方の王国でのこと。
「もう、お見合いなんかイヤだからねっ!」
「ひ、姫様、どこに行かれるのですかー」
桜色の髪をなびかせ少女はペットの蒼竜にまたがると空へ飛び立ちました。
「ねぇ、アルル。西の島にはものすごく強い奴がいるんだって」
アルルと呼ばれた蒼竜は少女の方を振り向きました。
『サクラヲタオセルヤツガ、イルトハオモエンガナ』
「あーん、ワクワクしちゃう!どっからでもかかってきなさーい」
「...やはり行きおったか」
「フフ、あの頃の貴方そっくりですわ」
王妃はやさしく微笑みながら、サクラの後姿を見つめました。
「あの子は本当に動物に好かれますわ。」
「ふむ・・どんな守護者がサクラにはついておるのだろうの」
王もゆっくりと西の空を眺めました。
「たたた、大変でです!!姫がぁー!」
「ほ、きたきた・・・。では、あとは后に任せるとしよう」
「フフ、サクラしっかりね・・。」
「さぁー!アルル、いくわよー♪」
そして、二人の影は次第に西へ小さくなってゆきました。
CV:本多知恵子
PL名
ぱてぃ☆
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